2005年12月25日日曜日

明治天皇〈3〉

山岡 荘八 講談社

吉田松陰の渡航失敗。権力闘争、あるいは権謀。
時代がどんどん動く中、まだ明治天皇自身が意思をもって動ける年ではない。
朱子学的な大義名分論、国体を重んじることの善悪は、問わない。
美化する必要もないが、たしかに、日本の歴史の1500年近くは、天皇家をヌキには語れないと思える。


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2005年12月21日水曜日

明治天皇〈2〉

山岡 荘八 講談社

天皇をかついで、幕府を倒せ、幕府は悪だ。
そんな単純な話でなかったことを考えさせられる。

また、和歌、天皇の御製の意味など考えたこともなかったが、重んじてきた祖先のことも思わざる得なかった。
他の本で、「日本は言霊の国」という文章を目にしたことがあるが、心霊現象などとは無関係に「ああそういうことか」と納得させられるような件も。



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2005年12月15日木曜日

明治天皇〈1〉

山岡荘八 講談社

幕末、明治天皇が生まれるまでの第1巻。周辺事情、背景が、山岡思想を織成し語られる。

蓮月尼は、京都の寺社を巡った時に、はじめて目にした。

今の時代だから、僕は冷静に読める。しかし、著者が書いた頃、明治はそんなに遠くない時代だったんじゃないだろうか?むしろ戦前の全てを否定することが流行し、知識人の資格とされていたような気がする。

皇室バンザイと叫ぶつもりなどないが、否定もできないなあ、とあらためて考えさせられる。

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明治天皇〈1〉

2005年12月5日月曜日

徳川慶喜〈6〉

山岡 荘八 講談社

大政奉還
薩摩、長州からみれば、許しがたい延命策。
幕府の旗本、家来から見れば、これも許しがたい。

しかし、これしかなった。

天皇という憲法上の象徴を考える上でも、読んでおきたいが、単純に、おもしろく読める。


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2005年12月1日木曜日

徳川慶喜〈5〉

山岡 荘八 講談社

宮家へ乗り込んでの、激しい放言、酔ったことにしなければ済まされない。そこまで計算して大胆な行動に出る。
家康の意思、水戸の使命。

朱子学、大義名分の弊害の話は、横においておく。

グイグイ読まされる。

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2005年11月30日水曜日

徳川慶喜〈4〉

山岡 荘八 講談社

勅旨との対決からスタート。

時代は動く。天皇御親征をたくらむ動き。
天皇制度って何?ってことに突き当たる。

山岡史観の是非というより、考えるためにも、読んでおくべきと思う。

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2005年11月25日金曜日

徳川慶喜〈3〉

山岡 荘八 講談社

安政の大獄、報復ともいえる桜田門。
そして慶喜は表舞台に引き出されていく。自分の出処進退の冷徹計算。どこかヒトゴトのように。

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2005年11月17日木曜日

徳川慶喜〈2〉

山岡 荘八 講談社

とにかく、著者は、主人公をひいきにする傾向は強いが、慶喜の活躍が光る。
志士側からの小説は多いが、慶喜サイドからここまで書きこんでいるのは、すごいなあ。

安政の大獄前夜まで。

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徳川慶喜〈2〉

2005年11月14日月曜日

徳川慶喜〈1〉

山岡 荘八 講談社

水戸精神。その善悪の議論は置いといて。

貫いた男の生き様のスタート。
まあ、鍛え方は、違うわな・・・。


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2005年11月10日木曜日

高杉晋作〈3〉

山岡 荘八 講談社

奇兵隊。そしてその死。
あともう少しなのに。


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2005年11月3日木曜日

高杉晋作〈2〉

山岡 荘八 講談社

井伊直弼暗殺 桜田門の変

長州を巻き込み、いよいよ倒幕へと動く。



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2005年10月29日土曜日

高杉晋作〈1〉

山岡 荘八 講談社

1853年ペルリ浦賀来航
吉田松陰の死

師の意思を継ぐのは俺達だ。日本のために。

山岡が幕末の志士を書いたのは、吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作だけ。


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2005年10月21日金曜日

坂本龍馬〈3 狂風の巻〉

山岡 荘八 講談社

仲間達が次々と死んでいく。
・・で、ここでおしまい??

おいおい。そりゃあ、ないぜよ。

山岡荘八 100冊制覇するのが目的でなけりゃ、山岡 龍馬はパスでもいいかな。
司馬遼太郎のほうがいいかも。


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2005年10月14日金曜日

坂本龍馬〈2 胎動の巻〉

山岡 荘八 講談社

時代がどんどん動く。悩める龍馬。そりゃ悩むはな。と今日の僕は思う。

しかし、あまり考えずに、行動していく志士達が大半で、いろいろな意味で追い詰められていたんだろうな。龍馬は例外の存在かもしれない。



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2005年10月10日月曜日

坂本龍馬〈1 黒船の巻〉

山岡 荘八 講談社

山岡作品は、情念の世界だなあ。冷静に史実を追いかけるというより、人間を美しく書くことにエネルギーを使っているように思える。



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2005年10月5日水曜日

吉田松陰〈2〉

山岡荘八 講談社

その生涯を思うに、「狂」という文字が離れない。

狂おしいまでの誠。
常軌を逸している、だがそれに、多くの人が、心を動かされた。

キチガイの言動が、狂人のフルマイが、泣ける。

著者が他の作品で見せるエンタメ性は鳴りを潜めている。逃げていない、正面から、今の時代では、キチガイともとられかねないことを、しっかり書ききっている。

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2005年10月2日日曜日

吉田松陰〈1〉

山岡 荘八 講談社

司馬遼太郎と山岡荘八と、どちらが好きか。勿論、他にも日本の時代小説、歴史小説を書く人はたくさんいて、好み、意見はいろいろあるだろう。僕は、扱う題材・人物によりけりだと思っている。
しかし、この吉田松陰は、山岡荘八の書いたものが、一番、面白いと思っている。

手放しに絶賛しちゃう。

山岡史観は、イデオロギー的にどうかというケースもあるが、吉田松陰の狂おしいまでの憂国の叫び、身を捨てて次代に挑んだ生涯、これは、山岡文体が、一番、響くと思う。

むしろ吉田松陰の生涯に重ねて、山岡思想が熱く語られているというほうが正確か。


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2005年9月29日木曜日

千葉周作〈2〉

山岡 荘八 講談社

楽しむ時代小説に徹していて、著者の史観やイデオロギーこそ影を潜めているが、結婚観、縦の血縁を重視する考えが、にじみ出ていて興味深い。

1819年、綾との結婚までを書いて完結。

う~ん。どうせならもう少し先まで書いて欲しかったなあ。周作が死ぬまで書かなくても、せめて江戸の三道場になるあたりまで。この道場、幕末にもけっこう出てくるんだし。


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->千葉周作〈2〉

2005年9月25日日曜日

千葉周作〈1〉

山岡 荘八 講談社

実在の千葉周作は、1794-1855
まあ、とにかく正統派エンタメ時代小説。いい意味でも悪い意味でも。

玄武館跡は神田

道場の板を踏み破って、音無しの剣の高柳又四郎と引き分けるまで。



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2005年9月20日火曜日

水戸光圀

山岡 荘八 講談社

時代は5代将軍綱吉。敵は柳沢吉保。まさにTVドラマの水戸黄門のノリそのものでエンタメ仕立てなんだが、随所に山岡史観の毒が仕込まれている。
ある意味、その毒こそが気持ちいい。

仙台の伊達家を訪ねる件、伊達政宗を読んでおくと、ニヤニヤ読める。


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->水戸光圀
-->伊達政宗 (1)

2005年9月12日月曜日

徳川家光〈4〉

山岡 荘八 講談社

由井小雪の陰謀。
もっとも信頼をおいていた側近達が、次々と逝去する。家光自身も、最晩年。
人生最後のケジメをつける。


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2005年9月10日土曜日

花伝書―風姿花伝

川瀬 一馬 (著), 世阿弥

教養・・として、がんばって読んだ。芸事の世界の厳しさ、ヒシヒシと感じる。

当たり前っていえば、当たり前のことが書いてある。

基本に忠実に、繰り返し繰り返し練習することのが大事だぞ
見習うべきお手本は、正しいものを選ばなくちゃ

そりゃその通りで、こういう当たり前のことがなかなか大変。

また年を重ねた頃に、もう一度読みたい。

勇気も出た。
余所見しないで、一本の道を行けば、そりゃ成功しない方が変だよね。


オレの人生、よそ見ばかりかも。

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2005年9月2日金曜日

徳川家光〈3〉

山岡 荘八 講談社

鎖国。
重臣と春日の局、そして柳生。
周りにいる様々な人々と、家光とのカラミが、なんとも面白い。


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2005年8月26日金曜日

徳川家光〈2〉

山岡 荘八 講談社

島原の乱。幕府を揺るがす大事件。
司馬遼太郎が、街道をゆくで、天草、島原の当時の状況を思索している。

エンタメとして、山岡文学は楽しめるが、冷静な見方も必要か。


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->街道をゆく〈17〉島原・天草の諸道

2005年8月20日土曜日

徳川家光〈1〉

山岡 荘八 講談社

冒頭の秀忠との激しいやりとり。物語に引き込まれる。
駿河大納言忠長の扱い、30万人での京都入り。

名君かバカか。評価は分かれるが、家康とは別の意味で、やることがでかい。
楽しめる。


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2005年8月10日水曜日

伊達政宗〈8 旅情大悟の巻〉

山岡 荘八 講談社

家光相手に、ジジイ役にはまる。滑稽味もあるが、それも演出だったのだろう。
ただ、伊達62万石の安泰をめざして。

政宗一代は、アグレッシブだったが、後の藩主は、なかなか思うようには動けなかったらしい。領内の事情など、司馬遼太郎が書いていて興味深い。



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->街道をゆく〈26〉嵯峨散歩、仙台・石巻

2005年8月5日金曜日

伊達政宗〈7 平和戦略の巻〉

山岡 荘八 講談社

大阪夏の陣、豊臣家の滅亡。

正宗は家康の人生の意地、ポリシーに触れてしまった。
(家康を美化しすぎかもしれないが)

この家康の想いを理解したのは、政宗一人かもしれない。
政宗の転機。陰謀はやめちゃった。

家康サイドの話も、あわせて読むべき。



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->徳川家康〈25 孤城落月の巻〉

2005年8月1日月曜日

伊達政宗〈6 大坂攻めの巻〉

山岡 荘八 講談社

大阪の陣
ここでも、やろうとするんだよなあ、正宗。

家康から見たら、わかりやすい奴かもしれんけどな。
やろうとする正宗が好きだ。




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->徳川家康〈22 百雷落つるの巻〉

2005年7月25日月曜日

伊達政宗〈5 蒼穹の鷹の巻〉

山岡 荘八 講談社

関白秀次を辛くも切り抜け、今度は大久保長安と松平忠輝。
いっやあ、陰謀好きだな。まさに独眼流正宗。

読んでる分には、面白いが、これやってる本人、疲れるだろうなあ・・って思うのは、俺が凡人だからなんだけどさ。

家康サイドからの記述も、面白い。



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->徳川家康〈21 春雷遠雷の巻〉

2005年7月24日日曜日

伊達政宗 (4)

山岡 荘八 講談社

関ヶ原。ここでも、イロイロ画策する正宗。これはもう習い性、サガだね。
10年早く産まれたかったんだろうなあ、ほんと・・。

だが、やっぱ家康も甘くはない。
家康サイドの思惑と合わせて読むと、面白さも増す。


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->徳川家康〈18 関ケ原の巻〉

2005年7月22日金曜日

伊達政宗 (3)

山岡 荘八 講談社

秀吉に頭なんか下げたくない。
あと10年早く産まれたかった。

抑えきれない反骨精神は、時々危機を招く。
秀次との謀叛の疑い。やばいって。

陰謀好きだよなあ。
でも好きというより、そうしないと生き残れなかった正宗だったのかなあ。



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2005年7月5日火曜日

伊達政宗 (2)

山岡 荘八 講談社

母に命を狙われる。
最近のニュースで、子供を虐待し殺してしまった母親の話がニュースになるけど、何も考えていなノータリンのバカ親とは、質が違うなあ。
憎しみというか狂乱というか。

そりゃあ、強くなるわ、正宗も。
今時、そんな境遇におかれたら自殺しちゃうほうが多いだろうなあ。

考えさせられる。
仙台、やっぱ行きたくなるなあ。

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2005年7月1日金曜日

伊達政宗 (1)

山岡 荘八 講談社

独眼流正宗。
著者の書き方がやっぱりうまいんだろうけど、花の有る生涯だよなあ。
楽しめる。

司馬遼太郎なんかの評価は、違うけど。


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2005年6月26日日曜日

柳生宗矩〈4 散る花咲く花の巻〉

山岡 荘八 講談社

剣禅一如の人生。

じいさんになったころの宗矩に、魅力を感じる。深い。

深くて熱い。


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2005年6月20日月曜日

柳生宗矩〈3 人間曼陀羅の巻〉

山岡 荘八 講談社

道義立国.
理想や思想なき指導者は去れ。
家康に殉じる宗矩。いいなあ。

大阪の陣へ。


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2005年6月14日火曜日

柳生宗矩〈2 柳生の桃の巻〉

山岡 荘八 講談社

関が原に時代がなだれ込む。

剣術家が平和を求めるのも、おかしな話だが、納得されちゃう作者の力量。

熱い。


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2005年6月10日金曜日

柳生宗矩〈1 鷹と蛙の巻〉

山岡 荘八 講談社

剣禅一如!

美化しすぎなんだろうけど、やっぱり面白い。
石舟もかっこいい。

言葉が含みを持たせて丁寧に選ばれていて、繰り返し読むに耐える。


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2005年6月5日日曜日

柳生石舟斎

山岡 荘八 講談社

最初に読んだのは、10年以上前か。

著者の作品の中でも、好きな1冊。

「身を捨てて、こそ、浮かぶ瀬もあり、石の舟」
状況が悪いなか、痛みや犠牲を伴う勝負、行動をするときに、思い出される。

柳生の里、行って来ました。柳生街道も歩きました。

山岡文学の入り口として、悪くない入り口だと思います。


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2005年6月1日水曜日

徳川家康〈26 立命往生の巻〉

山岡 荘八 講談社

75才での死。
全26巻読了。

全巻を通じての感想。

長いが、やはり読む価値は十分にある
著者の作品には、個別の家康を含む登場人物の実際の行動や、動機、思考などに、時に「ほんとうか」と思えるようなところもあるが、ストーリ・性格・人格設定として一貫しており、その意味での違和感はまったくない。
人間の良いもの、悪いものが、非常にわかりやすく表現されており、楽しめると同時に考えさせられる。

また数年したら、通して再読してみたい。







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2005年5月28日土曜日

徳川家康〈25 孤城落月の巻〉

山岡 荘八 講談社

家康の人生にとって、豊臣家は、大きな存在だったろう。
最期が、これが、と。

ただの勝利、相手を滅亡させるだけなら、時勢からいって、できないことではない。
しかし、生きて残すことを成そうとして、失敗した。
思い通りになるぬこと。しかし家臣にももらせない。

その意思をわかってもらえたのは、伊達政宗だけなのかもしれない。
ここに、やるせなさを感じたら、伊達政宗(7)が救いになる。


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